「度を越える失言」 北朝鮮が韓国国防相を非難[2020/06/24 23:38]

 北朝鮮の高官は24日、談話を発表し、韓国の国防相が北朝鮮の軍事行動計画を「保留でなく、完全に撤回されるべきだ」と述べたことについて「度を越える失言だ」と非難しました。

 朝鮮中央通信は24日夜、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相の国会での発言に関して金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長の談話を伝えました。金正恩委員長は23日に韓国に対する軍事行動計画を保留にしましたが、談話のなかで金副委員長は「失言により、さらなる危機が訪れてはならない」「保留が再考されないよう言動に注意しろ」と韓国側に警告しています。南北関係の決定的悪化は避けつつ、韓国を牽制(けんせい)したとみられます。そうしたなか、25日には朝鮮戦争の開戦から70年を迎えることから、韓国軍は北朝鮮の新たな動きを警戒しています。

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