中国で新型の豚インフル 変異し人に感染の恐れも[2020/06/30 18:27]

 中国の研究グループは中国で新型の豚のインフルエンザウイルスが確認されたことを明らかにしました。

 アメリカの科学雑誌に掲載された論文によりますと、中国の研究グループが2011年から2018年に北京など10の地域で調査した結果、豚のインフルエンザウイルスの新たな型が見つかりました。このウイルスは遺伝的に2009年に新型のインフルエンザウイルスとして世界的に流行した「H1N1」に由来しているということです。さらに、変異して人から人に感染して世界的な大流行を招く恐れがあるとして、監視する必要があるとしています。これに対し、中国外務省は「豚インフルエンザの状況に注目している。すべての措置を取り、ウイルスの蔓延(まんえん)とパンデミックを防ぐ」と強調しました。

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