両足義足の5歳男児 松葉づえで10キロ歩行に成功[2020/07/02 15:52]

 親からの虐待で両足を失った5歳の男の子が義足と松葉杖で10キロ歩行に挑戦し、見事成功しました。男の子には1億5000万円以上もの寄付が集まりました。

 イギリスのケント州に住む5歳のトニー・ハジェルちゃんは2月、新しい義足を身に着け、松葉杖で歩き方を学ぶところから今回の挑戦を始めました。自宅の周辺などを1カ月で10キロ歩くことを目標に掲げて、住民たちの声援も受けながら無事にゴールしました。トニーちゃんは生後間もない時期に両親から虐待を受け、3年前に病院で両足を切断する手術を受けました。99歳の退役軍人、トム・ムーアさんが4月に歩行器を使って自宅の庭を100周する姿に勇気付けられ、トニーちゃんもチャレンジしようと思ったのだそうです。トニーちゃんは命を救ってくれた病院に恩返しがしたいと、ウェブサイトで寄付を募っていましたが、すでに1億5000万円以上が集まり、全額、病院に送られるということです。

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