プーチン氏 改正憲法で北方領土問題への影響を示唆[2020/07/04 12:43]

 ロシアのプーチン大統領は、改正される憲法に加えられた他国への領土の割譲を禁止する条項について述べ、北方領土問題に影響を及ぼすことを示唆しました。

 プーチン大統領:「(領土割譲禁止条項は)ロシアの機微に触れる領土に影響を及ぼす」
 国民投票で承認され、4日に発効するロシアの改正憲法には領土の割譲を禁止する条項が含まれています。プーチン大統領は3日、北方領土を念頭にこの条項について触れ、「ロシアの機微に触れる領土に影響を及ぼす」としたうえで、「国民の期待に合致する」と強調しました。改正憲法では隣国と国境を画定する交渉は禁じられていませんが、愛国的な要素が強められていて、北方領土問題を巡るロシアの態度がより強硬になりかねないと懸念されています。

こちらも読まれています