松茸が絶滅危惧種に 「レッドリスト」指定[2020/07/10 23:36]

 IUCN(国際自然保護連合)が絶滅の恐れがある野生生物を記載した「レッドリスト」を更新し、マツタケを初めて絶滅危惧種に指定しました。

 各国の政府や世界の専門家で構成されるIUCNは、絶滅危惧種を逼迫(ひっぱく)の度合いによって3段階に分けていて、マツタケはそのうち3番目となる「危急」という段階に分類されました。アジアやヨーロッパに生息するマツタケは生産量が森林破壊の影響などで50年間で30%以上も減少していて、日本など東アジアでは松枯れ病などで深刻な状況だということです。IUCN日本委員会は「マツタケは松林に適切に人の手を入れることで守っていけるもので、しっかりとした保全活動が大切になる」と話しています。

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