税大幅引き下げで支援 客足回復は不透明 イギリス[2020/07/16 23:37]

 イギリスでは新型コロナウイルスで打撃を受けた業種への支援策として、日本の消費税にあたる付加価値税を大幅に引き下げる取り組みが始まりました。

 イギリスでは15日からレストランやホテルなどで付加価値税が現行の20%から5%に引き下げられました。飲食店では食事やソフトドリンクが対象で、アルコール類は対象外となります。期間は来年1月までで、政府は総額40億ポンド=日本円で約5500億円の規模の減税になると見込んでいます。ただ、雇用を守る政策の側面が強く、事業者にとっては税務当局への支払いが5%で済む一方、減税分を料金に反映して割り引くかどうかは店側に任せられています。そのため実際の値段を据え置いたままのパブなども多く、客足の回復につながるかは不透明です。

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