イギリスのオックスフォード大学が開発中の新型コロナワクチンで「前向きな結果」が得られていることが明らかになりました。来週、臨床試験の暫定結果が公表されます。
イギリスのテレグラフ紙は、オックスフォード大学がワクチン開発の「突破口を開いた」と報じています。現在、行われている臨床試験では、ワクチンを接種した被験者の体内で抗体だけでなく、T細胞と呼ばれる免疫システムが生成されたということです。抗体は数カ月で消えてしまう可能性が指摘されている一方、数年持続するT細胞の生成は、ウイルスに対していわば「二重の防護」になるということです。3段階ある臨床試験のうち1段階目の暫定結果は、20日にイギリスの医学誌「ランセット」で公表される予定です。
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