日本企業も安全管理を徹底 感染拡大続くアメリカ[2020/07/21 23:38]

 アメリカのニューヨークで新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、経済の再開が段階的に進められています。現地に拠点を置く日本企業も徹底した感染対策を取り、慎重にオフィスでの業務再開を進めています。

 アメリカ東部ニュージャージー州に拠点を置く日本の保険会社では毎朝、出勤時に従業員の体温をチェックしています。基準をクリアしたことを証明するリストバンドを着用しなければオフィスで勤務することはできません。エレベーターも一度に乗れる人数を2人に制限し、他の人と距離を取るようフロアに足跡を付けるなど、訴訟社会のアメリカだけに徹底した安全管理が求められています。
 三井住友海上火災保険米国現法・尾之内蔵夫社長:「社内も外部業者に委託して1時間おきに除菌をする。従業員の安全を守っているということをアピールして安全安心を意識付けている」
 従業員:「いつマスクなしで仕事ができるようになるか分からないけど、今はソーシャルディスタンスを守り、安全を確認しながらできることをやっていかないと」
 アメリカ全土の感染拡大が依然、深刻ななか、この会社では今のところ出勤する従業員が全体の3割程度にとどまっているということです。

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