米国防長官 年内訪中の意向 危機下の対話構築を…[2020/07/22 16:52]

 アメリカのエスパー国防長官は南シナ海で中国との緊張が高まるなか、衝突を避ける方法などを議論するために年末までに中国を訪問する考えを示しました。

 エスパー国防長官は中国訪問の目的について、「共通の利益がある分野で協力を強め、危機下で必要な連絡のシステムを作りたい」と話しました。一方で、中国が領有権を主張する南シナ海でアメリカ軍が行う「航行の自由作戦」について「去年はこの40年で最も多かった。今年もこのペースを続ける」と牽制(けんせい)しました。沖縄県尖閣諸島については「中国が周辺の海域への侵入の回数や時間を増やしている」と批判しました。また、在韓米軍の削減を検討しているかについて問われると、「撤収は命令していない」としたうえで「すべての軍で最適化のために調整を続けている」と含みを持たせました。

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