北朝鮮に戻った感染疑いの男性 韓国でかばん発見[2020/07/27 22:14]

 北朝鮮で初めて新型コロナウイルスの感染が疑われると報じられた脱北者の男性について、本人のものとみられるかばんや水中メガネなどが韓国で見つかっていたことが分かりました。

 北朝鮮メディアは26日、3年前に韓国へ脱北して開城(ケソン)市に戻っていた男性を新型コロナの感染疑いで隔離したと報じました。この男性について韓国国防省や警察は軍事境界線近くにある江華(カンファ)島から排水溝を泳いで北朝鮮に渡ったとみられると明らかにしました。近くからは男性のものとみられるかばんが見つかり、中から水中メガネや42万円余りを出金してドルに両替したことを示すレシートなどが出てきたということです。一方で、韓国の統一省は「北朝鮮が新型コロナ拡散の責任を韓国に転嫁しているのでは」との韓国メディアの指摘に「事実関係の確認が先だ」と回答を避けました。

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