金正恩氏 核で「戦争を抑止」自衛のための核開発[2020/07/28 10:54]

 北朝鮮メディアは朝鮮戦争の休戦協定締結から67年となった27日、金正恩委員長が演説で「核抑止力によってもはや戦争という言葉はなくなった」と述べたと伝えました。

 28日付の労働新聞は、金委員長が朝鮮戦争の参加者を称える「全国老兵大会」に出席した様子を報じています。金委員長は演説で「戦争を抑止できる絶対的な力を持つために我々は核保有国へと発展の道を歩んだ」と強調しました。そのうえで、「自衛的核抑止力」という言葉を使い、核保有によって「もはや戦争という言葉がなくなった」「我が国の安全と未来は永遠に保証される」と述べたということです。アメリカとの交渉が停滞するなか、自衛のための核開発だと正当性を主張しつつ非核化に応じない姿勢を鮮明にしています。

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