ロシアがワクチンの臨床試験 欧米の専門家は疑問視[2020/07/29 12:52]

 ロシアの国立研究機関は、新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験を始めたことを明らかにしました。

 ロシアの保健当局は28日、国立のベクター研究所が「エピ・バス・コロナ」と呼ばれるワクチンを注射する臨床試験を始めたと発表しました。これまでにワクチンの接種を受けたのは1人だけですが、重い副作用などは確認されていないため、今後、試験を100人規模にまで拡大する予定です。ただ、欧米の専門家からはロシア製のワクチンの安全性や効果を疑問視する声が上がっています。また、アメリカ政府などはロシアがワクチンの開発情報を盗み出すため、他国の研究機関にサイバー攻撃を仕掛けていると非難しています。

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