釜山の日本総領事館前の慰安婦像 設置合法化[2020/08/12 01:15]

 韓国・釜山の日本総領事館前に不法に設置された慰安婦を象徴する少女像について、地元自治体が4日に道路の占用許可を承認していたことが分かりました。

 慰安婦像は総領事館前の歩道に2016年から無許可で設置されていて、日本政府は在外公館の安寧を守るよう受け入れ国に義務付けたウィーン条約に反するとして韓国政府へ撤去を求めてきました。4日に釜山市東区が道路占用を認めたことを受け、総領事館側は6日、許可は「像の固定化」につながるとして懸念を表明し、取り消しを求めたということです。これに対し、区側は「合法的に承認された」と拒否しました。一方、韓国外務省は「国内法と公館保護に関する国際礼譲・慣行を考慮しなければならない」と従来の立場を繰り返し述べるにとどめ、具体的な措置については言及しませんでした。

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