感染リスク 歌と会話変わらない 英大学[2020/08/22 07:15]

 イギリスの大学が、新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染に関する研究で、歌も会話も同じ音量であれば感染リスクは変わらないという結果を発表しました。

 イギリスのブリストル大学が、25人の歌手らを集めて楽器演奏や歌を歌う際に飛ぶ微粒子の量を測定しました。特に歌った時と会話をした時の違いを比較したところ、空気中に漂う微粒子の量は音量を大きくするとどちらも20倍から30倍に増える一方、同じ音量であれば歌も会話も微粒子の量に大きな差が出ませんでした。研究チームは活動の制限よりも換気の重要性を指摘していて、この結果は今後、アーティストたちの屋内でのライブ再開の後押しとなりそうです。

こちらも読まれています