ベラルーシ情勢めぐり米ロ高官が応酬[2020/08/26 06:20]

 大統領選挙の結果を巡って混乱が続く東ヨーロッパ・ベラルーシ情勢について、ルカシェンコ大統領の後ろ盾となっているロシアの外相と反体制派を擁護するアメリカの政府高官が協議しました。

 モスクワで25日、ロシアのラブロフ外相とアメリカのビーガン国務副長官が会談しました。ロシア外務省によりますと、ラブロフ外相はアメリカなどが検討しているルカシェンコ政権への経済制裁について「容認できない」と主張しました。そのうえで「反体制デモの支援などでベラルーシの内政に干渉すべきでない」とアメリカ側を強く牽制(けんせい)しました。モスクワのアメリカ大使館によりますと、ビーガン氏はベラルーシ治安当局による市民への暴力を非難しました。ただ、アメリカ側から反体制派が辞任を求めているルカシェンコ氏の進退に踏み込んだ発表はありませんでした。

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