“毒物投与”で激しい応酬 ロシア政府「証拠ない」[2020/08/27 06:36]

 ロシアの国内線の機内で突然、意識不明に陥ったプーチン政権に批判的な野党指導者について、ロシア政府は毒を盛られたとする入院先のドイツの病院の診断結果を否定しました。

 タス通信によりますと、ロシア大統領府のペスコフ報道官は26日、野党指導者のナワリヌイ氏について「現時点で毒を盛られたという証拠はない」と述べ、ドイツの病院の診断結果を激しく批判しました。また、ロシア保健省の医師は、「ロシアからドイツに搬送される途中に毒物が投与された可能性もある」と主張しています。一方、2006年にロンドンで毒殺されたロシア情報機関元幹部の妻がANNの取材に応じ、ナワリヌイ氏も「毒を盛られた」という見方を示しました。
 マリーナ・リトビネンコ氏:「できる限り早い捜査開始が必要です。ロシアも関与を否定しているのなら、適切な捜査をして証明するべきです」

こちらも読まれています