ワクチン承認は熟慮をもって…米国の対応にWH0警鐘[2020/09/01 11:45]

 WHO(世界保健機関)は臨床試験が終わらない段階での新型コロナウイルスのワクチン承認について、軽々しく行うものではないと警鐘を鳴らしました。

 WHOは31日の会見で、緊急的なワクチンの使用や認可は、真剣かつ熟慮して対応すべきであり、軽々しく行うものではないと話しました。アメリカのFDA(食品医薬品局)のハーン局長は、リスクよりもメリットの方が大きければ、通常の承認過程を経なくても認可する可能性があると明らかにしていて、それに対し、警鐘を鳴らした形です。WHOは、認可する権限は各国にあるものの、アメリカが完全なデータ一式を用意することが好ましいとしています。

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