毒殺疑惑は捏造だ ベラルーシ・ルカシェンコ大統領[2020/09/04 10:32]

 反政府デモが続く東ヨーロッパ・ベラルーシのルカシェンコ大統領は、意識不明となっているロシアの野党指導者が毒を盛られたというドイツ政府などの発表は「捏造(ねつぞう)だ」と主張しました。

 ベラルーシ、ルカシェンコ大統領:「ロシアの情報機関にも伝えるが、我々の傍受した会話からナワリヌイ氏の毒殺疑惑は捏造だと分かった」
 ルカシェンコ大統領は3日、首都ミンスクでロシアのミシュスチン首相と会談し、ドイツ政府とポーランド政府との通信を傍受した結果、ナワリヌイ氏の毒殺疑惑は捏造だと主張しました。ミシュスチン氏は見解を述べませんでしたが、厳しい退陣要求を受けるルカシェンコ氏を全面的に支援することを約束しました。ルカシェンコ氏はナワリヌイ氏の事件でロシア側の肩を持つことで、自らの政権の存続に必要な支援を引き出す狙いがあるとみられます。

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