ウイグル族の不妊手術は「自主的」中国機関が反論[2020/09/04 16:32]

 中国の新疆ウイグル自治区で強制的な不妊手術が行われているとの報告書について、中国政府系の研究機関は「自主的な選択だ」と主張しました。

 報告書は今年6月にドイツ人研究者が発表したもので、聞き取り調査などをもとに新疆ウイグル自治区でウイグル族などの少数民族の女性に対して不妊手術や避妊具の装着が強要されている疑いを指摘しています。これに対して政府系の研究機関・中国社会科学院の関連部門は、不妊手術や避妊具の装着については事実上認めつつも、「人々は自主的に安全で有効な措置を取っている」と反論しました。さらに、国際的にも認められた措置だと主張し、国内の他の地域でも行われているとしています。

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