台風10号接近を前に　金委員長が9号の被災地視察[2020/09/06 10:21]

　北朝鮮の金正恩委員長は台風10号の接近を前に台風9号の被災地を視察しました。

　朝鮮中央テレビは、4日、金委員長が台風9号で被害が出た北東部の咸鏡（ハンギョン）北道と咸鏡南道を訪れて被害状況を視察したと報じました。これらの地域では1000世帯以上の住宅が壊れ、農地などの浸水もあったということです。金委員長は党員宛ての書簡のなかで、被災地へ1万2000人を派遣すると指示しました。また朝鮮労働党の機関紙によりますと、台風9号では数十人が亡くなる被害があり、責任者が処罰されたということです。