トランプ氏がCIA批判 北朝鮮の核ミサイル問題で[2020/09/10 12:29]

 アメリカの大物記者の新たな著書でトランプ大統領が北朝鮮の核ミサイル問題に絡み、CIA(中央情報局)を「全く分かっていない」と批判したことが分かりました。

 アメリカの「ワシントン・ポスト」によりますと、トランプ大統領は有名ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏によるインタビューで、金正恩委員長との対話を続ける考えを示し、北朝鮮の姿勢に懐疑的なCIAについて「全く分かっていない」と批判しました。トランプ大統領は他にも金委員長が自らにおじの張成沢(チャン・ソンテク)氏を処刑したことを説明するなど「私にすべてを話した」と自慢したということです。一方、金委員長の核兵器への執着について「1軒の住宅にほれている人がその住宅を手放せない状態だ」と不動産の取引に例えて説明しました。また、アメリカが新たな核兵器のシステムを構築したことを明らかにし、「プーチン大統領も習近平国家主席も聞いたことがないようなものだ」と話しました。ウッドワード氏が取材した複数の関係者は、トランプ大統領が機密情報を暴露したことに驚いていたということです。

こちらも読まれています