ギリシャ難民キャンプ火災 ドイツなどが受け入れへ[2020/09/11 21:01]

 ギリシャの難民キャンプで発生した大規模な火災で、1万人以上の難民が行き場を失って路上で夜を明かしました。こうしたなか、ドイツなどが子どもたちを中心とした難民の受け入れで合意しました。

 ギリシャのレスボス島では9日未明に発生した火災で難民の収容施設がほぼ全焼しました。これにより、約1万3000人の難民が行き場を失って駐車場や路上、畑などで夜を明かしました。こうしたなか、ドイツのメルケル首相が難民の子どもたちの受け入れを申し出ました。AFP通信によりますと、ドイツとフランス両国が未成年の難民約400人をEU(ヨーロッパ連合)加盟国で分担して受け入れることに合意したということです。火事の原因は今も分かっていませんが、新型コロナウイルスの隔離措置を巡って衝突した住民による放火の可能性が取り沙汰されています。

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