中国、小売売上高8カ月ぶりプラス コロナ後初めて[2020/09/15 20:20]

 中国政府は消費の動向を示す先月の小売売上高が今年初めて去年に比べてプラスに回復したと発表しました。

 中国国家統計局の発表によりますと、先月の小売売上高は去年に比べて0.5%のプラスとなりました。1月以降、新型コロナウイルスの感染が拡大した影響でマイナスが続いていましたが、今年初めてプラスに転じました。内訳を見ると情報通信機器が25.1%、自動車が11.8%のプラスとなった一方、飲食業は7%のマイナスとなっています。また、1月から8月までの新規就業者数は781万人で、去年に比べて203万人減少しています。国家統計局の担当者は「雇用と生活の安定にはいまだ圧力が掛かっている」と懸念を示しています。

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