韓国統一相「北朝鮮側も南北合意順守する意志ある」[2020/09/16 22:20]

 韓国統一省のトップが北朝鮮との軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)を訪れ、「北朝鮮側も南北合意を順守する意志がある」との認識を示しました。

 韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一相は、南北首脳による「平壌共同宣言」から19日で2年となるのを前に就任後初めて板門店を訪れました。李統一相は「一触即発だった2017年に比べれば軍事的緊張は緩和された」として、「南北首脳の歴史的決断は高く評価されるべきだ」と訴えました。一方、6月の北朝鮮による共同連絡事務所の爆破は「残念だ」としつつも、その後、金正恩委員長が軍事行動の保留を指示したことなどから「北朝鮮側もそれなりに合意順守の意志がある」との考えを示しました。文在寅(ムン・ジェイン)政権としては残りの任期で北朝鮮との融和を進めたい考えですが、爆破以降、南北関係は膠着(こうちゃく)状態が続いています。

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