「なぜ日本を守るのか?」トランプ氏の暴露本発売[2020/09/17 07:49]

 アメリカの大物記者の著書が発売され、トランプ大統領がアメリカ軍の日本駐留の意義を疑問視して安倍前総理大臣に尋ねていたことが分かりました。

 アメリカのジャーナリスト、ボブ・ウッドワード氏がトランプ大統領への18回のインタビューなどをもとに著した新書の「RAGE=怒り」が15日、出版されました。著書ではトランプ大統領が安倍前総理に「我々アメリカは、なぜ日本を守っているのか」と尋ねたうえで「日本はなぜ、その経費のわずかしか払っていないのか」と負担増加を迫ったことを明らかにしています。また、2017年には北朝鮮が攻撃した場合、アメリカ軍が核兵器80発の発射を含む報復を検討していたことも記されています。新型コロナウイルス対策の記述では1月、トランプ大統領が中国からの入国禁止を決定した過程で「オフィスにいた21人のうち、私だけが賛成した」とアピールしていましたが、実際はアザー厚生長官や感染症専門家のファウチ氏の提案を受けたものだったと暴露されています。ウッドワード氏は「少なくとも5人が支持していた」とトランプ大統領の説明と異なる当時の状況を記しています。

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