ブリヂストン仏の工場閉鎖へ 地元反発 政治問題に[2020/09/22 07:59]

 日本の大手タイヤメーカー「ブリヂストン」がフランス国内の工場閉鎖を発表したことに地元で激しい反発が起き、閣僚が現地を訪問するなど政治問題になっています。

 フランスのボルヌ労働相らは21日、北部のベチューン市にあるブリヂストンの工場を訪れました。この工場では863人が働いていますが、16日、市場の収益構造の悪化や競争の激化などを理由に閉鎖する方針が発表されました。新型コロナウイルスで雇用不安が広がるなか、政府も景気刺激策を発表した直後だっただけにフランス国内で激しい反発を呼んでいました。工場側や労働組合と会談した労働相らは「雇用を守るため闘う」として代替案を提示するなど改めて工場側と協議すると明らかにしました。

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