コロナで労働者の収入10%超減 格差拡大と国連警告[2020/09/24 07:49]

 国連は新型コロナウイルスの影響で世界の労働者の収入が10%以上減り、国の経済力によって貧富の格差が拡大していると警告する報告書を発表しました。

 国連の国際労働機関は23日、今年1月から9月までの間、世界の労働者の収入は去年の同じ時期に比べて10.7%、金額にして約370兆円減少したという推計を示しました。これは6月下旬の想定を大幅に超え、特に低所得や中間所得の国では減少幅は15%に上るということです。また、経済刺激策は経済力がある国に集中して格差が拡大していることから、発展途上国には総額9820億ドル、約103兆円分の刺激策が必要だと訴えています。

こちらも読まれています