国連「約5億人失業に相当」 労働者の収入10%超減[2020/09/24 12:04]

 国連の専門機関は新型コロナウイルスの影響で世界の労働者の収入が10%以上、減ったと指摘する報告書をまとめました。

 ILO(国際労働機関)は23日、今年1月から9月までの間、世界の労働者の収入は去年の同じ時期に比べて10.7%、金額にして約370兆円減少したという推計を発表しました。6月下旬の想定を大幅に超え、特に低所得の国などでは減少幅は15%に上ります。また、今年4月から6月までの世界の総労働時間は、去年10月から12月までと比べて17.3%減少しました。これは、フルタイムで働く4億9500万人が失業したことに相当すると指摘しています。

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