金正恩委員長“異例”謝罪文…韓国人男性射殺巡り[2020/09/25 15:16]

 韓国の公務員の男性が北朝鮮の海上で射殺された事件について、金正恩委員長自ら韓国側に謝罪の意思を伝えていたことが分かりました。

 25日午後に韓国大統領府が明らかにしたもので、北朝鮮は午前、韓国に通知文を送り、そのなかには金委員長が「南側の同胞たちに大きな失望感を与え、非常に申し訳ない」などと述べたことが記されていました。北朝鮮の指導者が個別の事案について謝罪の意思を示すのは極めて異例です。この事件は22日、朝鮮半島西方の黄海で韓国人男性が北朝鮮軍に射殺されたもので、韓国軍は「全責任は北朝鮮側にある」と強く非難していました。ただ一方で、北朝鮮側が今回明らかにした経緯には韓国側の説明と食い違う部分もあり、今後、議論を呼ぶ可能性もあります。

こちらも読まれています