文大統領 “射殺事件”めぐる金委員長の謝罪を評価[2020/09/28 23:59]

 韓国人男性が北朝鮮側で射殺された事件について、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は事件後初めて言及し、北朝鮮の金正恩委員長の謝罪を「格別な意味で受け止める」と評価しました。

 文在寅大統領:「北朝鮮の最高指導者としてすぐに直接、謝罪したことは史上初めての非常に異例なことです」
 文大統領は金委員長の謝罪をこう評価したうえで「事件が事件で終わらず、南北関係発展の契機になるのを期待する」としました。文大統領は事件後、男性射殺について「どんな理由であれ許されない」と非難するコメントを出していて、公の場での発言は今回が初めてです。文大統領としては謝罪を機に南北間の軍事通信線を復活させたい考えですが、国民を殺害された韓国国内の反発は強く、北朝鮮側の今後の出方も不透明です。

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