北朝鮮軍に射殺された男性の兄　韓国政府に猛反論

　北朝鮮軍に殺害された韓国人男性の兄が政府の説明に猛反論です。

　北朝鮮軍に弟を殺害された李来珍（イ・レジン）さん：「（韓国政府と軍は）越北と断定し、敵国の北朝鮮の通信内容を信じて（弟を）とんでもない犯罪者に仕立て上げています」
　李さんの弟は先週、朝鮮半島西側の黄海で北朝鮮軍に銃撃されて殺害されました。韓国軍などは男性が自らの意志で北朝鮮に渡ったと説明していますが、李さんは「2日前に電話したが、そんな様子はなかった」と反論しました。また、政府と軍が救助の努力を怠ったとして、真相究明と謝罪を求めています。一方、韓国の海洋警察は29日、男性が賭博などで3000万円近くの借金を抱えていたと明らかにして、自ら北朝鮮に向かったと改めて結論付けています。