誤報?ベラルーシの大統領がノーベル平和賞候補に[2020/10/01 08:01]

 ベラルーシの国営メディアは独裁的な統治を続けるルカシェンコ大統領がノーベル平和賞の候補者になったと速報しました。偽の情報に基づく誤報だという見方が広がっています。

 ベラルーシの国営テレビ局は先月29日、首都ミンスクの大学教員の推薦がノーベル委員会に受理され、ルカシェンコ大統領が平和賞の候補者になったと報じました。「ベラルーシへの外国勢力の侵略を許さなかった功績」などが評価されたとしています。この報道について、複数のロシアメディアはこの大学教員は実在せず、冗談を集めたインターネットサイトの引用で、誤報だと指摘しています。ベラルーシの国営テレビ局は今のところ、記事の削除や訂正は行っていません。ルカシェンコ大統領は不正選挙で再選したとして国内外からの退陣要求にさらされているほか、拘束した反政権デモの参加者を拷問していると非難されています。

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