国際

2020年10月6日 08:22

トランプ大統領の治療薬に副作用の指摘も

2020年10月6日 08:22

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 新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領が複数の強い薬を投与されていることについて、アメリカメディアからは副作用を心配する声も上がっています。

 トランプ大統領にはこれまでにステロイド剤であるデキサメタゾン、抗ウイルス薬のレムデシビル、未承認の抗体カクテルといった薬が多数投与されています。ニューヨークタイムズはステロイドについて研究しているボストウィック医師の見解を引用し、「ステロイドの投与はいかなる量でも精神医学的な副作用が起こり得る」として、患者の機嫌や考え方、睡眠についての変化に注意する必要があると指摘しました。公共放送のNPRは、デキサメタゾンが免疫システムの機能を下げてしまう可能性についても触れています。また、国立衛生研究所で感染症治療のガイダンスを作成しているブラウン大学のレビー教授は、「この治療法が効くという十分な証拠はなく、開拓時代のアメリカ西部のようなやり方を現職の大統領にしている」と治療法全体のリスクに警鐘を鳴らしました。

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