仏パリ周辺の貧困層 2人に1人が新型コロナ感染[2020/10/07 10:14]

 フランスのパリ周辺では、貧困層とされる人のうち2人に1人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かりました。

 国際的に医療活動や人道支援をしているNGO「国境なき医師団」などは、パリやその周辺にある労働者向けの簡易宿泊所や食料の配給所などで新型コロナウイルスの検査を実施しました。その結果、818人中426人が新型コロナウイルスに感染していたということです。台所や浴室を共同で使う場合に感染拡大が顕著だとしていて、貧しい住宅環境や過密状態が続く環境では保健当局が予防のため積極的に介入することを呼び掛けています。住居のない人の一時保護については、多くの人が暮らすことになる体育館などの場所は可能な限り避けるよう警告しています。

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