副大統領候補がコロナ対策めぐり…釈明と批判の応酬[2020/10/08 14:43]

 来月のアメリカ大統領選挙に向けて副大統領候補による討論会が行われ、トランプ政権による新型コロナウイルス対応を巡って議論が交わされました。

 民主党・ハリス上院議員:「新型コロナでアメリカ国民は史上最悪の失政を目の当たりにした」
 共和党・ペンス副大統領:「検査の充実、防護服やワクチンの開発など、バイデン候補の政策は私たちのまね事だ」
 ペンス副大統領はトランプ大統領など複数の出席者の感染が明らかになった先月26日のホワイトハウスでのイベントについて釈明する一方、ハリス氏は大統領の感染への攻撃は控え、政権の当初の情報発信を批判しました。
 共和党・ペンス副大統領:「ホワイトハウスでのイベントは検査も行い、ガイドラインに従っていた」
 民主党・ハリス上院議員:「政権は当初、空気感染により広がることを知りながら発表しなかった」
 中国への政策については、ペンス氏は強硬な姿勢を強調し、ハリス氏は中国製品への制裁関税が与えた悪影響を指摘しました。
 共和党・ペンス副大統領:「バイデン氏は中国への経済的な降伏に戻りたがっている。我々が就任した時は、貿易赤字の半分が中国に対してだった」
 民主党・ハリス上院議員:「トランプ大統領は貿易戦争に負けた。中国との貿易戦争で、アメリカは30万の製造業の雇用を失った」
 一方、大統領が公務をできなくなった場合の想定に関する質問には2人とも明言を避けました。15日には大統領候補の2回目の討論会が予定されていて、トランプ大統領は参加の意欲を示しています。

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