「深センは世界の発展歴史の奇跡だ」 習主席が演説[2020/10/14 23:33]

 中国の習近平国家主席はハイテク企業が集まる深セン市が、経済特区に指定されて40年を祝う式典に出席し、「深センは世界の発展の歴史における奇跡だ」と演説しました。

 習主席は演説で「深センは困難を乗り越え、前途を切り開き、海外の大都市が100年かかった歩みを40年で成し遂げた」と述べました。また、深センと隣接する香港から林鄭月娥行政長官も出席するなか、「中国本土と香港、マカオの融合発展を進める」として香港との一体化を図りつつ関与を強める姿勢を示しました。一方、アメリカを念頭に「保護主義と単独主義が台頭している」と指摘し「世界は不安定な変革期に入る」との認識を示しました。南部の広東省にある深センは1980年にトウ小平が経済特区に指定し、現在では通信大手のファーウェイやテンセントなどハイテク企業が集まる地域となっています。

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