国連人権理事会の理事国に中国「国際社会が評価」[2020/10/14 21:47]

 国連の人権理事会の理事国に人権侵害の批判を受ける中国が選ばれました。中国政府は「国際社会が中国の人権を高く評価した」と自信をのぞかせています。

 国連総会は国連人権理事会のうち年末で任期が切れる15カ国に代わって新たに中国やロシアなどを選出しました。これについて、中国外務省は会見で「国際社会が中国の人権問題への取り組みを高く評価した」と強調しました。さらに「人権問題を政治問題にすることに反対する」と述べ、中国の人権を巡る状況への国際社会の批判に反発しました。欧米諸国や人権団体などは新疆ウイグル自治区とチベット自治区での抑圧や香港の民主化運動への対応に加え、言論や報道の自由などを巡っても中国への懸念を強めています。

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