月探査の枠組み不参加の中国「国連での議論を支持」[2020/10/16 21:34]

 アメリカが主導して日本など8カ国が参加する月探査の枠組み「アルテミス合意」について、参加していない中国政府は「国連での議論を支持する」との考えを示しました。

 日本やアメリカ、イギリスなど8カ国は月で採取した資源の平和的利用や調査データの透明性の確保などを目的としたアルテミス合意に署名しました。この枠組みに参加していない中国の外務省は会見で「宇宙の資源利用と開発に関する法制度は国連の場で議論することを支持する」との考えを示しました。中国は2004年から独自の月探査計画である「嫦娥」を進めています。中国メディアによりますと、今年の年末までに探査機の「嫦娥5号」を打ち上げて月からサンプルを持ち帰る計画です。さらに、2030年までに有人探査を行って月に研究用の基地を建設する方針です。

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