「国旗の尊厳を守れ」中国で国旗法改正が可決[2020/10/18 16:21]

 中国で、国旗の尊厳を損なうことを禁じた国旗法の改正が可決しました。香港のデモなどでは国旗の扱いを巡り取り締まりが強化されそうです。

 中国国営の新華社通信は17日に終了した全人代(全国人民代表大会)の常務委員会で国旗法の改正案が可決されたと報じました。改正案の第1条では、「国旗の尊厳を守り、使用ルールを定め愛国主義精神を発揚する」としています。香港でも関連の条例が改正されていて、去年から続く抗議デモで確認された国旗を燃やすなどの行為について今後は取り締まりが強化されるとみられます。また、少数民族が住む自治区では、愛国心を高めるためそれぞれの民族が独自に定める祝日についても公共の場所での国旗の掲揚を義務付けるとしています。

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