米・モデルナ社 ワクチンの緊急使用許可12月にも[2020/10/21 10:38]

 アメリカの医薬大手「モデルナ」社は新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用許可を12月にも得られるという見通しを示しました。

 モデルナのバンセルCEO(最高経営責任者)はウォール・ストリート・ジャーナルの取材で、新型コロナウイルスのワクチン開発について来月中に治験で良い結果が得られれば、12月にもアメリカ食品医薬品局から緊急使用許可が下りるだろうという見通しを示しました。アメリカではファイザー社が来月後半の緊急使用許可を目指していて、激しいワクチン開発競争が続いています。
 一方、ブラジルの保健省は20日、中国の製薬会社「シノバック」などが開発を進める新型コロナウイルスのワクチンを年末までに4600万回分を購入する方針を発表しました。当局の承認を経て来年1月には投与を始める見通しです。中国製のワクチンを巡っては提供に対して見返りを求める、いわゆるワクチン外交の懸念も指摘されています。

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