菅総理の初外遊に中国国営メディアが警戒感[2020/10/21 16:10]

 菅総理大臣の初外遊について、中国の国営メディアは「南シナ海問題をあおっている」などと警戒感を示しています。

 中国国営の新華社は「菅総理はなぜ初訪問にベトナムとインドネシアを選んだのか」とのタイトルで、狙いはASEAN(東南アジア諸国連合)諸国と関係を強化し、安全保障面で日米が進める「インド太平洋構想」に組み込むこととの見方を示しています。さらに「ASEAN諸国に利益はもたらさず、受け入れられる見通しはない」との専門家の分析を伝えています。中国国営の中央テレビは、訪問はアメリカの戦略に沿うもので「わざと南シナ海問題をあおっている」と警戒する専門家の声を伝えています。中国は各国が領有権を主張する南シナ海で軍事拡大を続けて関係国との軋轢(あつれき)が続いています。

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