ブラジル大統領 中国製ワクチンの購入認めず[2020/10/22 11:52]

 ブラジルのボルソナロ大統領は「国民はモルモットではない」などとSNSに投稿し、中国製の新型コロナウイルスのワクチンを購入しない意向を示しました。

 ボルソナロ大統領は21日、自身のフェイスブックに「ブラジル国民は誰かのモルモットではない」などと投稿し、中国の製薬会社「シノバック」などが開発を進めるワクチンの購入を認めない考えを明らかにしました。ブラジルの保健省は前日に年内に4600万回分を購入して来年1月から供給する方針を発表していましたが、ボルソナロ大統領がこれを覆しました。また、ブラジルメディアは今月19日、アストラゼネカなどが開発しているワクチンの臨床試験で被験者の男性医師(28)が重症化して死亡したと報じました。ただ、この男性医師にワクチンが実際に投与されたのかはまだ分かっていないということです。

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