“コロナ探知犬”においで判別 仏で実験公開[2020/10/23 07:55]

 新型コロナウイルスの感染をにおいで判別する「コロナ探知犬」の実験が22日、フランスで公開されました。

 アルフォール獣医大学のグランジャン教授は新型コロナウイルスの患者特有のにおいに注目し、犬の嗅覚を使った実験を始めました。
 アルフォール獣医大学・グランジャン教授:「犬はほんのささいな成分でも感染者の特殊なにおいをかぎ分けられます。でも、人間にはその特殊なにおいは分かりません。成功率は95から96%です。PCR検査に匹敵、もしくは上回る成功率です」
 グランジャン教授によりますと、犬の嗅覚を使った検査はコストが安く、大量に行えるうえ、使用する感染者の汗にはウイルスが含まれず、犬に感染するリスクはないということです。犬による検査はすでにレバノンなどで試験的に導入されています。

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