英 下水から“コロナ”定期検査で感染拡大防止へ[2020/10/24 07:14]

 イギリスでは下水から新型コロナウイルスが検出されたとして、全国の下水処理場で定期的な検査を行うことになりました。無症状の感染者が多い地域を突き止める狙いがあります。

 イギリス政府は今年6月から試験的に下水を採取して新型コロナウイルスが含まれているかを調べていました。その結果、南西部の地域ではPCR検査を受けた人数が少ないにもかかわらず、下水に含まれるウイルスが急増していたことが分かりました。これを受けて政府は今後、全国90以上の下水処理場で定期的な採取を行うことを決めました。これにより無症状の感染者が多い地域を突き止め、感染拡大の阻止につながることが期待されます。

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