新型コロナウイルスの抗体を持つ人の割合が3カ月で4分の1近く減っていたことが、イギリスの大学の調査で分かりました。
インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームは、イギリス全土の約36万人を対象に追跡調査を行いました。それによりますと、新型コロナウイルスの抗体を持っている人の割合は6月の時点で全体の6%だったのに対し、9月の時点では4.4%と約4分の1減少していたことが分かりました。特に75歳以上の高齢者のグループでは、4割近く減ったということです。研究チームは第1波のピーク後の数カ月で社会全体の免疫が弱まっていたことを示唆しているとして、免疫が長続きしない可能性を指摘しました。また、抗体によってどの程度の免疫ができてどれくらい持続するかは不明なままだとしています。
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