中国が「キツネ狩り」で再び反発　完全なデマと批判[2020/10/30 23:47]

　アメリカ司法省が中国政府のいわゆる「キツネ狩り」に関わったとして8人を訴追したことに中国側は再び反発し、「完全なデマだ」と主張しました。

　中国外務省は会見で「アメリカが逮捕したのは中国の捜査員ではない」と述べ、拘束された人物と中国政府との関わりを否定しました。さらに「アメリカ側の主張は完全なデマだ」としたうえで「アメリカには中国からの逃亡犯が最も集中している」と批判しました。アメリカ司法省は習近平政権が進める海外逃亡犯を追跡する「キツネ狩り作戦」に違法に関わったとして8人を訴追しました。アメリカ国内に住む中国人男性に対して脅迫や監視などを行った疑いで、このうち5人を逮捕しています。