プーチン大統領は「年明けにも辞任」ロシア政治学者[2020/11/08 09:24]

 イギリスメディアが報じたプーチン大統領の健康不安説を巡ってロシアの著名な政治学者は、「病気を理由にまもなく辞任する」という見解を示しました。

 元モスクワ国際関係大教授、ワレリー・ソロベイ氏:「(Q.プーチン氏の体調と進退をどう考える?)病気は深刻で大統領の職務遂行はまもなく難しくなる」
 ANNの取材に対し、元モスクワ国際関係大学教授のソロベイ氏は7日、プーチン氏は年明けにも辞任を表明する意向で、来年4月にロシア大統領選挙の開催が検討されていると述べました。元教え子のロシア政府関係者からの確度の高い情報だと主張しています。
 元モスクワ国際関係大教授、ワレリー・ソロベイ氏:「ロシア側は北方領土問題解決の用意はあるが、新大統領が就任してから可能となる」
 また、プーチン氏が退陣すれば、北方領土問題での進展が期待できるという認識も示しました。ソロベイ氏は近年、プーチン政権を公然と批判していて、ロシアの外交官養成機関であるモスクワ国際関係大学を去年、辞職しています。プーチン氏の健康不安を巡っては、6日にイギリスのタブロイド紙などがソロベイ氏の見解も紹介する形で、来年辞任する見通しだと報じました。一方、こうした報道についてロシア大統領府の報道官は、「全くのでたらめで大統領に辞任の意向はない」と完全否定しています。

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