中国「慣例に基づき」バイデン氏に祝意示さず[2020/11/10 07:27]

 アメリカのバイデン前副大統領の当選が確実になったことを受け、各国の首脳らが祝意を示すなか、中国政府は「国際的な慣例に基づき処理する」と述べるにとどめました。

 中国外務省・汪文斌副報道局長:「中国の立場表明については国際的な慣例に基づき処理する」
 中国外務省はバイデン氏に祝意を示さない理由を問われると「国際的な慣例に基づき処理する」と述べ、具体的な理由は明らかにしませんでした。ただ、米中関係については「対話を強化し、健全で安定した発展を進めるべきと従来より主張している」と強調しました。一方、新疆ウイグル自治区を巡る問題については「相互尊重・内政不干渉の原則に基づいて意見の食い違いをコントロールし、アメリカ新政府が中国に歩み寄ることを望む」と牽制(けんせい)しました。

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