ロシアを国として東京五輪の参加禁止を維持[2020/11/14 07:16]

 WADA(世界反ドーピング機構)は来年に延期された東京オリンピックについて、国家ぐるみの不正を理由にロシアの国としての参加を禁止する処分を維持する姿勢を示しました。

 世界反ドーピング機構・バンカ会長:「(ロシアについての)去年のWADAの決定は正しいものだ」
 タス通信によりますと、WADAのバンカ会長は12日、「ロシアのドーピング問題はスポーツ史上最大のスキャンダルだ」と述べ、東京オリンピック・パラリンピックに向け、引き続き厳しい姿勢で臨む方針を示しました。国家ぐるみとされるロシアのドーピング問題を巡っては去年12月、WADAが国際大会へのロシアの国としての出場を4年間禁止する処分を科しました。これに対し、ロシア側はスポーツ仲裁裁判所に不服を申し立てていて、年内にも最終的な判断が下される見通しです。

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