フォークランド紛争の地雷　完全撤去され記念式典

　約40年前、大西洋のフォークランド諸島の領有権を巡り発生したフォークランド紛争で設置された地雷が完全に撤去され、現地では記念式典が開かれました。

　フォークランド紛争は1982年に、フォークランド諸島の領有権を巡ってイギリスとアルゼンチンの間で発生し、合わせて1000人近くが犠牲となりました。イギリスは2009年から紛争の際に埋められた地雷の撤去作業を進め、今月10日に予定より3年早く完全に撤去したことを発表しました。これを記念して、現地では14日に式典が開かれました。紛争が始まって以来、立ち入りができなかったビーチも再び開放され、クリケットとサッカーの試合が開かれました。また、イギリス政府はアフガニスタンやカンボジアなど14カ国の地雷撤去に3600万ポンド＝日本円で約49億円の資金を拠出することを発表しました。